LegalForceに入社しました

2021年6月末にピクシブを退職し2週間ほど間を置き、この度LegalForceに入社しました。退職エントリを書いたので、せっかくならばと入社エントリも書いてみます。

なんで2週間まを置いたの?

入社日が7月15日と非常に中途半端な時期となっていますので、まずこの説明をします。

私も当初は7月1日入社を考えていたのですが、以下の理由で延期しました。

JaSST '21 Hokkaidoへの参加

LegalForce入社前からJaSST '21 Hokkaidoへの登壇が決まっていました。時期的にオンライン登壇も可能だったのですが、北海道観光も含めまた実行委員の方とあいさつをしたいということで現地登壇で事前申請をしていました。

もちろん、入社前に話をして社員の立場として登壇するという選択肢はああったのですが、入社早々登壇のためとはいえ数日あけるのはどうなのだろう?と思い登壇後の入社を選択しました。

JaSST '21 Hokkaidoの登壇者欄に所属がないのはこれが理由です。

少し休みたかった

前職の有給消化期間はもちろんありましたが、一時期体調を崩し気味で有給残がすくなかったのであまり休みの期間がありませんでした。

そこで、JaSST '21 Hokkaidoへの登壇もあるのでそことあわせて休もうと思ったのです。結果的にJaSST '21 Hokkaidoにあわせる形で函館観光を入れることができました。

交渉をお願いした転職エージェントおよびLegalForceの皆様には無理なお願いをきいていただき感謝しております。

なんでLegalForceにはいるの?

転職先を選び基準

なぜLegalForceを選んだのかの前に、転職先選びの基準について簡単に説明します。

  • 基本的には自社サービスの会社がよい。前職も自社サービスなのでやり方などが生かせそう。というよりも、SIでのテスト専門部隊の存在がNTTデータ以外しらなかったこともあり、イメージできませんでした。
  • テスト・品質で困っているところ。単純に人手が足らないというところは今回対象にしていません。そのため、一人目のQAを求めているところが中心になった。困っているからQA募集をかけている、という意味で分かりやすいです。
  • プロダクトはあまり気にしない。あまりも金儲けだけ考えているようなところは除外する気だったが、そういうところは見当たらりませんでした。

これだけだと該当する企業が多くて絞り切れませんでした。実際にオファーをいただいた数社と比較したうえでLegalForceにきめた理由をこの後に書きます。

他社参入が困難な事業

いわゆるリーガルテックという分野で、なかなか他社が参入することが困難な事業ではないかと考えました。

事業そのものは法律家ではなくてもできるかもしれませんが、LegalForceの場合CEOが弁護士で専門家であること、またそのことを生かして弁護士事務所とのつながりがありフィードバックをもらえるのは強みではないでしょうか。

以前後輩が法科大学院進学を行い、その際にやはり法律の専門家向けサービスの強みを説明されたというのも影響しています。

AI・機械学習のテストにかかわれる

LegalForceのバックエンドは機械学習が使われています。私は機械学習の専門家では当然ありませんが、テストエンジニアとして今後需要がでてくるであろうAI・機械学習のテストにかかわれることはスキルアップにもつながると考えました。

オファーをいただいた別の企業も機械学習を利用したプロダクトではあったのですが、その分野はすでに評価方法が確立されているということで私が関与する部分はないといわれました。

現場からの評価

自分も決めてがわからないことと、入社して現場との意識の乖離や相性がよくないなどがあったらお互い不幸なので、一度オファーをもらったあと現場で働くことになる方3名との面談の場をセッティングしてもらいました。

この時特に何を聞きたいのか事前にそれほど考えていなかったのですが、普通にいまどういうことに困っているのかや、自分は今の会社でこういうことをしてきて次の会社でもこうやっていくつもりです、のようなことを話したのを覚えています。ここでの「やっていく方法」は、普通にリスクベースで考える、テスト観点を中心にテストを考えていく、テスト観点はQAだけでなくみんなから聞いてまとめ行く、のような自分にとっては当たり前のことです。

これらの話をしたところ、非常に興味を持ってもらえことでこの会社でやっていけそうという印象を持ちました。

ほぼ最高に近い高待遇

一番最初にオファーをいただき、かつ私自身が驚くほどの待遇(主に給与面)をだしてもらえました。

「給料で選ぶなんて」という意見はあるかもしれませんし、自分もなやみましたが以下の点でこれをプラスにとりました。

  • 他社との比較ではなく、絶対評価として出した。
  • 「入社してほしい」という意思をきわめてわかりやすく客観的な形で提示してもらえた。
  • いわゆる管理職経験者ではないのに評価された。

他社でもオファーをいただいたところはかなりよいよい条件だったのですが、あるところは一般社員の上限ぎりぎりというところがありました。これは、私が今までマネージャーなどの人を管理するポジションの経験がなかったために、会社の制度上最初から管理職待遇にすることができなかったための措置かなと思いました。オファーを出した責任者の方から「入社して成果をしてマネージャーになってもらいたい」といっていたこともその裏付けになるかと思います。このことは残念だとは全く思っておらず、むしろ会社の制度上許す限りの待遇で応えたくれたという意味でありがたいものでした。

LegalForceも、前述の社員の方との面談を行ったところ社員からの評価が非常によいということもあり異例の条件がでたということでした。条件面がよくなったという点でよかったのですが、それと同程度に現場の方に受け入れられたということはうれしいです。

入って何をするの?

さて、入って何をするかですが現時点ではまだ見えていません。基本的にはLegalForceのサービス品質向上に向けて行えることは可能な限り行っていくというだけです。

現状数名QAとして活躍されている方がいるということなので、まずはその人たちいまのやり方や困っていることをヒアリングしていくことから始めていこうと思います。また、QA以外にもプロダクトマネージャーや関係する開発者にも同じようにヒアリングしていき、品質に対する思いや困りごとなどをまとめていこうと考えています。

まずは言語化から。

あと、選考中やオファー面談で話をした限りでは、リスクベースドテストに興味をもったようなのでリスク分析とリスクベースドテストの考え方を社内に広めていくことから着手していきそうです。

終わりに

新しい環境での仕事が始まりましたが、まだ不安も多いです。前職で培った経験をもとに着実に進めていこうと思います。

ちょっとだけ宣伝

入社直後は難しいですが、落ち着いたら副業として社外のテストコンサルタントとして動いてみようと考えています。

まずは話を聞いてみたいという方はぜひTwitter/Facebook等でご連絡ください。

(E2E/API/Unit)テスト自動化、VSTePベースのテスト分析・設計、各種改善活動、アジャイル開発におけるテストあたりについて支援できると思います。

--

--